10月2日より公開された松竹配給『ファーストボイス』が、公開3日間で動員3万4,617人、興収6,345万4,740円を記録した。先行上映を含めた累計では動員3万7,502人、興収6,717万7,940円となっており、299館規模での公開としてはやや厳しいスタートとなった。(興行通信調べ)

松竹配給の実写作品では、今年5月に公開された『ミステリーアリーナ』が公開3日間で動員3万1,532人、興収4,413万2,320円を記録しており、本作はそれを上回るスタートとなった。
『ミステリーアリーナ』は300館を超える規模で公開されながら興行面では大きく苦戦。本作は299館と上映規模こそわずかに小さく、初動も同作よりは一段上の数字を残している。ただ、ほぼ300館規模の全国公開作品として考えれば、興収6,300万円台というスタートは決して好調とは言いづらく、やや寂しい結果となった。
主演に綾瀬はるかを迎えた作品としても、物足りなさが残る出足だ。綾瀬は今年、自身初となる年間3本の主演映画が公開される華やかな一年を迎えており、4月公開の東宝配給『人はなぜラブレターを書くのか』は興収10億円を突破するヒットを記録。それだけに、今回の初動はやや残念な数字と言えそうだ。
一方で、作品そのものに対する評価は良好。鑑賞者アンケートでは満足度96.7%、口コミ推奨度95.6%と非常に高い数値を記録しており、映画.comやYahoo!映画でも高評価が並んでいる。SNSでも、題材となる社会問題への向き合い方や、綾瀬はるかの演技を評価する声が目立つ。
初動こそ厳しい結果となったものの、口コミ面では十分な強さを見せている。今後その評判がどこまで一般層へ広がり、平日や2週目以降の動員につなげられるかが興行を左右しそうだ。
