10月2日より公開された映画『ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記』が、公開3日間で動員29万1,920人、興収4億4,157万4,860円を記録。週末興行ランキングでは初登場1位を獲得し、予想を大きく上回る大ヒットスタートを切った。(興行通信調べ)

全国354スクリーンで公開された本作は、初日の金曜日に約7.9万人を動員すると、土曜日には約9.9万人、さらに日曜日には約11.3万人まで増加。公開から日を追うごとに観客数を伸ばす、鮮やかな右肩上がりの推移となった。
映画興行では、金曜日公開の作品が土曜日に初日の動員を上回るケース自体は珍しくない。一方で、本作のように日曜日が土曜日をさらに大きく上回り、週末後半になるほど勢いを増していく推移は多くない。初日に需要が集中したのではなく、公開後に評判が広がり、新たな観客を呼び込んでいることがうかがえる。
3日間興収4.4億円という数字も非常に高く、東映配給の実写作品としては『黒牢城』のオープニングを上回り、今年公開作ではダントツとなるスタートを記録した。

本作は、「1億人の大質問!?笑ってコラえて!」の「結婚式の旅」で紹介され、大きな反響を呼んだ遠藤和さんの実話をもとにした作品。自身の闘病や家族との日々をつづったベストセラーを、川口春奈、高杉真宙の共演で映画化している。
公開後はSNSでも「今まで観てきた映画の中で一番泣いた」「涙が止まらなかった」「命の尊さや当たり前の日常について考えさせられた」など感動の声が相次いでおり、口コミとの相性は非常に高い作品といえそうだ。
劇場には10〜20代の女性を中心に、カップルや友人同士、家族連れなど幅広い層が来場。特定のファン層だけに依存せず、幅広い世代へリーチしている点も今後の大きな強みとなる。こうした客層の広さから、週末だけでなく平日にも高い興収を維持する可能性がある。
公開3日間で4.4億円という出足を踏まえると、最終興収20億円が十分に視野に入るヒットスタート。さらに、週末後半にかけて右肩上がりで勢いを増していることや、口コミの広がり、客層の広さを考えれば、今後の推移次第では20億円を大きく上回る可能性もありそうだ。
初動の大きさだけでなく、公開後もなお勢いが上向いている点が本作最大の注目ポイント。口コミ型のヒットとしてどこまで数字を伸ばしていくのか、今後の推移にも注目が集まる。
