長編アニメーション映画『我々は宇宙人』が9月25日に公開され、初日から3日間で観客動員3万677人、興行収入5235万6600円を記録した。(興行通信調べ)
全国72館という小規模な公開ながら、劇場アベレージは約72万7000円を記録。限られた上映規模を考えると非常に好調な滑り出しとなり、長編アニメーション作品として大きな存在感を見せている。

本作を手がけたのは、YOASOBI「優しい彗星」など数々のミュージックビデオ制作を手がけてきた29歳の新鋭・門脇康平。約6年の歳月をかけて作り上げた長編監督デビュー作で、第79回カンヌ国際映画祭「監督週間」でワールドプレミア上映されるなど、公開前から国内外で注目を集めてきた。
さらに本作は、第50回オタワ国際アニメーション映画祭で長編アニメーション部門のグランプリを受賞。29歳の門脇監督は同部門史上最年少での受賞となる快挙も達成している。

物語は平成の日本の田舎町を舞台に、“普通”であることに悩む少年・翼と、クラスの人気者で“特別”な存在の暁太郎、2人の約30年間にわたる関係の変化を描く。少年時代の何気ない遊びや夕暮れの帰り道、成長とともに変化していく距離感を、美しくも切ないノスタルジックなタッチで映し出していく。
声優には実力派俳優の坂東龍汰、岡山天音が参加。緻密な風景描写や写実的な映像表現も特徴で、映画ファンからは懐かしさを誘う世界観や繊細な人物描写を評価する声が相次いでいる。
レビューサイトでもFilmarksで4.3、映画.comで3.9、Yahoo!映画で4.2と高評価を獲得。わずか72館からのスタートながら興収5000万円を突破する好発進となっており、口コミの広がりとともに今後の上映拡大にも期待が高まる。
