藤本タツキによる人気漫画『ルックバック』の実写映画が、9月11日より劇場公開される。公開を前に、原作者・藤本タツキ氏が鑑賞後コメントで本作を絶賛。また、藤本氏と縁のある米津玄師が“友情演奏”として劇中音楽に参加していることも注目を集めている。
『ルックバック』は、『チェンソーマン』で知られる藤本タツキ氏が2021年に発表した同名漫画を原作とする作品。2024年には劇場アニメ版も大きな話題を集めた本作を、『万引き家族』『怪物』などを手がけた是枝裕和監督が監督・脚本・編集を担当し、実写映画化する。
藤野役を演じるのは『万事快調 オール・グリーンズ』の出口夏希、京本役は『ハピネス』の蒔田彩珠。さらに、漫画編集者・前田役で菅田将暉、藤野と京本が通う小学校の先生・玉井役で宮藤官九郎、藤野の母・朱里役で野呂佳代が出演する。音楽は『竜とそばかすの姫』で第45回日本アカデミー賞最優秀音楽賞を受賞した坂東祐大が担当する。

そして今回、原作者の藤本タツキ氏から実写版を鑑賞した感想が公開された。
藤本氏は、漫画の実写映画化について「漫画のセリフや演技がそのまま実写になると、リアリティのないものになる事があると思います」としたうえで、本作では是枝監督作品ならではの俳優の所作やカメラワークによって、原作の雰囲気を損なわずリアリティを持たせていた点を高く評価。
漫画制作で使用するアナログ道具や、ペンを入れる際の音、家の経年劣化や小道具から感じられる生活感についても触れ、「そこに藤野と京本が本当に生きている証拠のように見えて映る度に感動していました」とコメントしている。
さらに、
「原作は僕の漫画ですが、以上の点からしっかり是枝監督作品になっていたので初めて見る作品の様にとてもとても楽しめました!」
と、実写版の完成度に太鼓判を押した。
一方で、地元・にかほ市が登場する場面については、「どうしても当時を思い出してしまい、映画に集中できませんでした!」と、藤本氏らしいユーモアを交えて振り返っている。
また、劇中音楽には、これまでも藤本タツキ作品と縁のある米津玄師が参加。米津は“シャークキック・ギター(友情演奏)”として名を連ねており、劇中曲のボーカルを三浦透子、ロトスコープアニメーション監督を久野遥子が担当するなど、各分野のクリエイターが作品を支える。

さらに本作はDolby Cinemaでの上映も決定。紙の上を走るGペンの繊細な音や、かすかな息遣いなど、細かな音を立体的に再現し、藤野と京本が過ごす時間をより身近に感じられる上映になるという。

公開初週には、第1弾入場者プレゼントとして藤本タツキ氏描き下ろしのA5ビジュアルカードを配布。配布期間は9月11日から17日までで、数量限定となる。

また、9月11日にはTOHOシネマズ日比谷、9月13日にはTOHOシネマズ新宿でキャスト登壇舞台挨拶も開催予定。9月11日の回には出口夏希 蒔田彩珠 七瀬ふうり 岡田六花 野呂佳代、9月13日の回には出口夏希 蒔田彩珠が登壇する予定だ。
原作者・藤本タツキ氏からも高い評価を受けた実写版『ルックバック』。是枝裕和監督が原作の繊細な空気感と藤野、京本の時間をどのように実写へ落とし込んだのか、9月11日の公開に向けて注目が高まる。
