10月26日から11月4日まで開催される「第39回東京国際映画祭」の主要3作品が発表された。
オープニングを飾るのは瀬々敬久監督の『SUKIYAKI 上を向いて歩こう』。映画祭中盤のセンターピースには『ゴジラ-0.0』、最終日を締めくくるクロージング作品には韓国映画『コロニー』が選ばれた。
音楽を題材とした日本映画、世界的人気を誇る『ゴジラ』、そして韓国発のゾンビスリラーと、ジャンルも規模も異なる3作品が今年の映画祭を彩る。
名曲「上を向いて歩こう」の誕生を描く開幕作
『SUKIYAKI 上を向いて歩こう』は、坂本九が歌い、1963年に米ビルボードで3週連続1位を記録した「上を向いて歩こう」が生まれるまでを描く。

中心となるのは、作曲家・中村八大、作詞家・永六輔、歌手・坂本九の3人。中村八大を岡田准一、永六輔を松坂桃李、坂本九を仲野太賀が演じる。
日本で生まれた一曲が海を越え、世界的なヒットへ成長していくまでを描く作品だけに、国際映画祭の幕開けを飾る一本としても象徴的な選出と言えそうだ。
本作は12月に東宝配給で全国公開される。
『ゴジラ-0.0』が映画祭中盤の目玉に
センターピースには『ゴジラ-0.0』が決定した。

世界的な知名度を持つ日本発IP「ゴジラ」の新作が、今年の東京国際映画祭でも中心的な作品として扱われることになる。
前作『ゴジラ-1.0』が海外でも大きな成功を収めたこともあり、新作への視線は国内だけにとどまらない。映画祭を通じて、世界へ向けた大きなアピールの場となりそうだ。
最後を飾るのはヨン・サンホ監督の『コロニー』
クロージング作品には、『新感染 ファイナル・エクスプレス』で知られるヨン・サンホ監督の『コロニー』が選ばれた。

舞台はバイオテロに見舞われたソウルの超高層ビル。感染者と生存者が入り乱れる中で展開するゾンビスリラーで、チョン・ジヒョン、ク・ギョファン、チ・チャンウクらが出演する。
カンヌ国際映画祭で初披露された後、韓国をはじめアジア各地でも注目を集めた作品で、日本では2027年にギャガ配給で公開予定。
長年さまざまな作品が生まれてきたゾンビ映画というジャンルで、どのような新しさを見せるのかにも注目したい。
今年の東京国際映画祭は、日本の音楽史を描く『SUKIYAKI』で始まり、日本を代表する世界的IP『ゴジラ』を中盤に据え、最後は韓国発のジャンル映画『コロニー』で締めくくる。
日本映画を軸にしながら、海外作品や世界市場まで意識したラインナップとなっており、第39回の映画祭がどのような盛り上がりを見せるのか注目される。
