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『ジュラシック・ワールド/復活の大地』には削除シーンがあった!ヴェロキラプトルが活躍するシーンも

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2025年に公開され、世界的な大ヒットを記録した『ジュラシック・ワールド/復活の大地』。実は本作には、本編からカットされた約6分間に及ぶ削除シーンが存在する。その映像はYouTube上でも公開されており、劇場公開版では描かれなかった場面を確認することができる。今回は、その削除シーンを収めた映像をもとに、本編との違いやカットされた場面の内容を詳しく紐解いていく。

6分間の削除シーン

YouTubeにて公開されている本作の削除シーン。

そもそも、なぜ映画には「削除シーン」が存在するのか。その理由はさまざまだが、主に上映時間の調整や物語のテンポ改善、観客の混乱や意図しない反発を避けるための変更、さらにはテスト試写で得られた反応を踏まえた演出の見直しなどが挙げられる。本作でカットされた約6分間の映像にも、こうした製作上の判断があったのかもしれない。

また、削除シーンは必ずしも監督の意向だけで決まるものではなく、製作会社やスタジオとの協議を経て最終的な編集が決定されるケースも多い。一方で、劇場公開時には削られた場面を監督の意図に沿って復元し、後に「ディレクターズ・カット版」として世に送り出される作品も存在する。

削除シーン1:巨大重機の登場

まず映像は、本編の幕開けを飾るオープニングシーンから始まる。舞台は、赤道直下の隔離地域にかつて存在した「ジュラシック・パーク」の極秘研究施設、通称“禁断の島”ことサン・ユベール島。研究施設を取り囲む鬱蒼としたジャングルでは、クローラー式の巨大重機が大木を次々と伐採していく様子が描かれている。

クローラー式の巨大重機
開発のためにジャングルを破壊
重機が大木を大胆に伐採

この重機は削除シーンだけに登場するものではなく、本編でも廃墟と化した島の地熱発電施設付近でその姿を確認できる。

削除シーン2:ヴェロキラプトルの群れ

映像中盤では、ゾーラ、ダンカン、マーティン、ルーミス博士ら一行がデルガド一家と合流する場面が登場。本編では、この直後にミュータドンの襲撃を受ける手に汗握る展開へと移っていたが、実はその間に、ヴェロキラプトルの群れと遭遇するシーンが用意されていた。

ラプトルの群れが登場【1】
ラプトルの群れが登場【2】

削除された映像では4体のラプトルが確認でき、廃墟となった施設の階段や脇の茂みから次々と姿を現す。一行を鋭く睨みつけながら、獲物を狙うかのように距離を詰めていくラプトルたち。このシーンでは、マーティンがショットガンをラプトルへ向け、威嚇することで一行を守ろうとする。やがてラプトルたちはその場から退いていくが、彼らを遠ざけたのはマーティンの銃ではなかった。直後、辺りに響き渡ったのは、別の恐竜が発したおぞましい咆哮。ラプトルたちはその声に反応し、逃げるように姿を消していく。

一行に迫り来るラプトル【1】
一行に迫り来るラプトル【2】

ザビエル「ラプトルじゃないよね……?」

ルーミス博士「ラプトルだ……。」

この緊迫感のあるシーン、デルガド家の長女テレサの恋人・ザビエルとルーミス博士の間では、こんなやり取りが交わされる。

実はこのやり取り、第1弾予告にも使用されていたもの。予告を目にした当時、ヴェロキラプトルによる本格的な襲撃シーンを期待した人も多かったはずだ。しかし、劇場公開版ではこの場面そのものがカットされ、その期待とは異なる形での登場となった。

本編でヴェロキラプトルが姿を見せるのは、ザビエルが静まり返った薄暗いジャングルで用を足している場面。背後から2体のラプトルが忍び寄り、今にも飛びかかろうとする緊迫したシーンだが、その登場時間はわずか15秒ほど。その後、ラプトルが再び物語に絡むことはなかった。

振り返れば、ヴェロキラプトルは『ジュラシック』シリーズを象徴する恐竜のひとつとして、長年にわたり強烈な存在感を放ってきた。そんなシリーズの“顔”とも言える存在の出番がわずか15秒ほどにとどまったのは、ある意味で非常に斬新。一方で、これまでのシリーズを知るファンとしては、どこか物寂しさを覚える扱いでもあった。

削除シーン3:ミュータドンの襲撃シーン

映像も後半に差し掛かり、ラプトルたちは謎の咆哮を耳にすると、その場から姿を消す。しかし、それと入れ替わるように現れたのが、遺伝子実験によって生み出された試験体恐竜“ミュータドン”だった。

ミュータドンによる襲撃は、本編でも強烈な印象を残したシーンのひとつ。劇場公開版では、デルガド一家らが近くのコンビニへ一目散に駆け込み、執拗に襲いかかるミュータドンの猛攻をしのぐ展開が描かれていた。しかし削除映像を見ると、その直前にはさらに緊迫した場面が用意されていたことが分かる。

削除シーンでは、ゾーラとザビエルが電話ボックスの死角に身を潜め、迫り来るミュータドンから逃れようと息を殺す。ポストプロダクションが未完成の状態ながらも、すぐそばにいる捕食者に気付かれまいとする張り詰めた空気が伝わってくる。

ミュータドンの目を逃れ、電話ボックスの死角に身を潜めるゾーラ【1】
ミュータドンの目を逃れ、電話ボックスの死角に身を潜めるゾーラ【2】
ミュータドンの目を逃れ、電話ボックスの死角に身を潜めるゾーラ【3】

さらに、ミュータドンがコンビニの窓越しに獲物を探すように店内を覗き込むカットも存在。身を潜めるデルガド一家が恐怖に包まれる様子が描かれており、劇場公開版以上にミュータドンの脅威をじっくりと印象づける構成となっていた。

コンビニの外から店内を覗き込むミュータドン【1】
コンビニの外から店内を覗き込むミュータドン【2】

そして一連の場面は、ザビエルが意を決して走り出し、目の前のコンビニへ駆け込むところで劇場公開版の映像へと接続する。

以上が、今回確認できた『ジュラシック・ワールド/復活の大地』の主な削除シーンだ。劇場公開版ではわずかな時間で進んでいた場面の裏側にも、恐竜たちの存在感や緊張感を補強する描写が数多く用意されていたことが分かる。

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