※本記事では『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』本編の内容に触れています。一部ネタバレを含みますので、未鑑賞の方はご注意ください。
『映画ちいかわ』が今度は4DXに!

大ヒット上映中の『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』が、9月5日より全国65劇場で4DX上映をスタートする。
公開30日目には興行収入100億円を突破するなど、この夏を代表する大ヒットを記録している本作。今回の4DX上映では、通常上映とは一味違う“体感型”の『ちいかわ』を楽しむことができそうだ。
人魚の島を舞台にしているだけに、水や風との相性はもちろん、セイレーンとの戦闘やキャラクターたちの激しい動きなど、4DXの機能を存分に生かせそうな場面も多い。
さらに注目したいのが、本作に数多く登場する「食」。4DXには香りを発生させる機能も存在するため、料理まで身体で“味わう”ような体験が待っている可能性もある。
今回は4DXの基本的な仕組みとともに、『映画ちいかわ』で特に期待したいモーションやエフェクトを掘り下げていく。
そもそも「4DX」とは?
4DXとは、映画の映像に合わせて座席が前後・左右・上下へ動く「モーションシート」と、劇場内で発生するさまざまな特殊効果を組み合わせた体感型上映システム。
座席の前後左右の動きや振動に加え、背中へ衝撃を与えるバックシェイカー、風、水、エアー、フラッシュ、香り、雨、バブル、煙、雪、熱風など、多彩なエフェクトを映像と連動させることができる。
激しいアクションでは座席そのものが前後左右に大きく動き、雨や水飛沫が描かれれば実際に水を感じるなど、スクリーンの中で起きている出来事を観客自身が擬似体験できるのが大きな特徴だ。
つまり、映画をただ「観る」のではなく、その世界へ入り込むように“体感する”のが4DX最大の醍醐味となる。
では、『映画ちいかわ』では一体どんな体験が待っているのだろうか。
『映画ちいかわ』4DXで期待したい見どころ
うさぎのラップ、ノリノリの振動に期待!
まず楽しみなのが、劇中で披露されるうさぎのラップシーン。
音楽とともに一気にノリノリになる場面だけに、座席のバイブレーションとの相性はかなり良さそうだ。
楽曲のビートに合わせて座席が左右に振動したり、うさぎの動きに合わせてモーションが加わったりすれば、通常上映とは違ったライブ感のあるシーンになるかもしれない。
公式からも4DXの見どころとして「うさぎの躍動」が予告されているだけに、どこまで振り切ったモーションになるのか期待したい。

セイレーンの襲撃、水中パニックを4DXで体感?
序盤でちいかわたちがセイレーン一行と遭遇する場面も注目したい。
海から迫ってくる脅威という、どこか『ジョーズ』のような水中パニックを感じさせるシーン。4DXでは水をミストとして噴射する機能も用意されているため、セイレーンの襲撃に合わせて実際に水飛沫を浴びるような演出も期待できる。
さらに風やシートモーションまで組み合わされれば、ちいかわたちと一緒に襲撃へ巻き込まれたような臨場感を味わえるかもしれない。
「人魚の島」という舞台そのものが、水を得意とする4DXとはかなり相性が良さそうだ。

巨大な植物の蔦、劇場まで揺れる?
セイレーンが操る巨大な植物の蔦による襲撃も、4DXの本領が発揮されそうな場面。
巨大な蔓が暴れ回り、地面まで激しく揺れ動く波乱のシーンだけに、前後・左右・上下へ動くモーションシートや振動が大活躍しそうだ。
地響きに合わせて座席が揺れ、蔓の動きに合わせてシートが大きく傾くような演出が施されれば、今回の4DXでも特に激しい場面の一つになる可能性がある。

一葉と双葉の真相、「バックシェイカー」が炸裂する?
終盤、一葉と双葉をめぐる真相へ迫る場面も気になるところ。
中でも強烈なのが、過去の出来事として描かれる人魚を鈍器で撲殺するシーン。物語の核心に迫ると同時に、本作でも屈指のショッキングな場面となっている。
ここで活躍しそうなのが、4DXに搭載されている「バックシェイカー」だ。
座席の背もたれ部分に備えられた、マッサージ機のようなパーツが瞬間的に突き出すことで、背中へ直接衝撃を与える機能。鈍器が振り下ろされる瞬間に合わせて作動すれば、映像上の「殴られる衝撃」を観客自身も擬似体験するような、かなりインパクトのある演出になりそうだ。
映像と音だけでも強烈な場面だけに、もしバックシェイカーまで連動すれば、4DXではさらにインパクトのあるシーンへ変貌するかもしれない。

©ナガノ / 2026「映画ちいかわ」製作委員会
実は一番気になる?「食べ物」の香り
そして今回、個人的に特に注目したいのが食べ物だ。
島の住民による歓迎会では、わたあめ、ビール、じゃがバター、たこ焼き、すき焼き、ケバブ、てりてりソースの焼きそば、さらにはパフェまで、美味しそうな屋台グルメがずらりと並ぶ。

4DXには映像に合わせて「香り」を発生させるエフェクトも存在する。もしこの場面で活用されれば、画面いっぱいに並ぶ料理を見るだけでなく、その“美味しそうな匂い”まで劇場で楽しめるかもしれない。
さらに本作には、物語を象徴する食べ物がいくつも登場する。
島二郎が振る舞う新鮮な貝を使った貝汁やカツカレー。特にカレーはかなり辛そうな仕上がりとなっており、スパイスの効いた香りまで再現されるのか気になるところ。

そして終盤では、セイレーンを撃退するためにキャロライナリーパー入りの超激辛カレールーまで登場する。通常のカレーとは違った、刺激を感じさせるような香りが用意されていたら面白そうだ。

そして最大の問題、「煮魚」はどんな匂い?
さらに、多くの観客が気になるであろう代物が煮魚。
ただの煮魚ではない。その正体は、人魚の切り身から作られたものだ。
物語でもかなり強烈な意味を持つ食べ物だけに、もし香りのエフェクトまで仕込まれていたら、一体どんな匂いが漂うのだろうか。
美味しそうな煮魚の香りなのか。それとも、どこか“一癖ある匂い”なのか。想像するだけでも今回の4DXで気になるポイントの一つとなる。

過去の4DXでは「香り」に驚く演出も
4DXの香りは、単に料理を美味しそうに感じさせるためだけのものではない。
過去の作品でも、意外な場面で香りを使った演出が話題となっている。
『劇場版 チェンソーマン レゼ篇』の4DXでは、オープニングで描かれるマキマの朝食シーンで、湯気の立つコーヒーのカットに合わせてコーヒーを思わせる香りを感じられたことが話題に。何気ない日常の場面に嗅覚が加わることで、スクリーンの中へ入り込んだような感覚を生み出していた。
また、『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章』では、鬼の気配を感じ取るような場面で、鑑賞者から「ごぼうのような渋い匂い」と表現される独特な香りを感じたという声もあった。
美味しそうな香りだけでなく、作品世界を表現するためなら一風変わった匂いまで使用できる。それも4DXならではの面白さだ。
そう考えると、『映画ちいかわ』に登場する大量の料理、そして“人魚の煮魚”がどのように扱われるのかは非常に気になる。
観る「ちいかわ」から体感する「ちいかわ」へ
水中パニックでは水飛沫、巨大な蔓の襲撃では激しいモーション、うさぎのラップではバイブレーション、衝撃的な場面ではバックシェイカー。そして数々の料理では「香り」。
こうして振り返ると、『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』には4DXの機能を生かせそうな場面が想像以上に詰まっている。
可愛らしい世界観とは裏腹に、アクションやホラー、音楽、グルメまで盛り込まれた本作だからこそ、通常上映とはまったく違った映画体験になる可能性も十分。
9月5日から、“観る『ちいかわ』”から“体感する『ちいかわ』”へ。すでに本編を鑑賞した人にとっても、もう一度「人魚の島」を訪れたくなる上映となりそうだ。
※4DXで実際に使用されるモーション・香りなどの詳細は現時点で発表されていません。本記事には作品内容と4DXの機能、過去の上映例をもとにした予想を含みます。
ギャラリー









