中島哲也監督の8年ぶりとなる最新作『時には懺悔を』が公開され、週末映画ランキングで初登場9位を記録した。
公開3日間の成績は、観客動員8万1060人、興行収入1億1420万0760円。全国340スクリーンでの公開規模を考えると、やや期待を下回るスタートとなった。(興行通信調べ)

本作は、打海文三による同名ミステリー小説を映画化したヒューマンサスペンス。9年前の誘拐事件で連れ去られた、重い障がいのある少年をめぐる物語が描かれる。
中島哲也監督にとっては『来る』以来8年ぶりとなる新作。主演の西島秀俊をはじめ、満島ひかり、黒木華、宮藤官九郎、柴咲コウ、塚本晋也、片岡鶴太郎、佐藤二朗、役所広司ら実力派キャストが集結した。
公開後の評価は比較的高く、重厚なテーマやキャスト陣の演技を評価する声も目立つ。一方で、初週の興行成績は公開規模に対してやや控えめな出足となった。

ただし、本作の客層は40代〜シニア層が中心で、夫婦連れの姿も目立ったとされる。この年齢層は週末に動員が集中する作品とは異なり、平日に安定した客足を見せる可能性もある。
そのため、初週末の数字だけで今後の推移を判断するのはまだ早そうだ。作品評価や口コミが広がれば、平日を中心にじわじわと数字を積み上げる展開も期待できる。
やや期待を下回るスタートとなった『時には懺悔を』だが、今後は中高年層を中心とした平日の安定した動員と、口コミによるロングランに注目したい。
