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リドリー・スコット監督最新作『ラスト・サバイバー』が北米で厳しい出足

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リドリー・スコット監督の最新作『ラスト・サバイバー』が、北米公開で厳しいスタートを切った。

本作は全米3330館で公開され、オープニング興収は約800万ドル(約12億円)にとどまり、週末ランキングでは初登場5位。製作費は8000万ドル(約127億円)を超えるとされており、宣伝費などを含めれば劇場興行だけでの回収はかなり厳しい状況となっている。※1ドル=159円換算

北米以外の市場でも期待を下回る数字が続いており、世界規模でも大きな巻き返しには至っていない。今後の推移次第では、劇場公開で数千万ドル規模の損失を抱える可能性もある。

本国では評価も大きく割れる

興行面で苦戦する一方、本国での作品評価も決して盤石ではない。

米レビューサイト「Rotten Tomatoes」では批評家評価が40%前後にとどまり、CinemaScoreによる観客評価も「C+」。好意的な声もあるものの、全体としては評価が大きく割れている。

スコット監督の近年作では、2021年公開の『最後の決闘裁判』も興行面で苦戦した。ただし当時はコロナ禍という特殊な環境下での公開だったため、単純に監督や作品の集客力だけで判断するのは難しい面もあった。

一方、今回の『ラスト・サバイバー』は、そうした外的要因が比較的少ない中での低調なスタートだけに、より残念な結果と言える。

『ラスト・サバイバー』は、ピーター・ヘラーのベストセラー小説を映画化したサバイバルアクション。謎のパンデミックによって人類の大半が失われた終末世界を舞台に、愛犬とともに生き延びる男が、謎の無線信号を頼りに旅へ出る姿を描く。

主人公ヒッグをジェイコブ・エロルディが演じ、マーガレット・クアリー、ジョシュ・ブローリン、ガイ・ピアースらが共演する。

リドリー・スコットほどの世界的監督であっても、現在ではその名前だけで観客を劇場へ呼び込むことが難しくなっている。かつては監督のネームバリューそのものが大きな宣伝材料だったが、今ではIPの強さや作品の話題性、SNSでの盛り上がりなど、別の要素が興行を左右する比重がさらに大きくなっている。

『ラスト・サバイバー』の苦戦は、巨匠の名前だけではヒットを保証できない現在の映画市場を象徴する結果とも言えそうだ。

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